継続で大切なこと#5 やる気に頼らない

きむっちです。

 

何かを継続するときに「やる気」に頼ってしまっていませんか。
実は「やる気」に頼るとなかなか継続しにくくなってしまいます。

 

今回の記事では、このテーマで書いていきます。

 

やる気に頼らない

 

この記事をよんでいただく前に、こちらの記事を読んでいただくと

さらに理解度を高めていけますよ。

kimuchi-cha-con.hatenablog.com

 

「やる気」ってなに?

最初に「やる気」について触れていきますね。

 

心理学では「やる気」のことを「モチベーション(motivation)」と表現します。

これには「自己効力感」が深く関わっているといわれています。

「自己効力感」。あまり聞き慣れない言葉かもしれないですが、以下のように定義されています。

【自己効力感(じここうりょくかん)】
ある事態に対処するために必要な行動を、うまくやり遂げることができるかどうかについての、本人の判断。

www.huffingtonpost.jp

 

つまり、必要な行動を起こすかどうかを決めるのはあなた次第ということなんですね。

 

「できそう」と思い込んだらやる気に変えられるんですね。

逆に「できなさそう」と思い込んだらやる気が出にくくなります。

 

やる気に頼らない方がいい理由

 

まず、やる気というのは気分的なもので左右されることがあるんですね。

「やりたい」と思うことがあれば「やりたくない」と思うこともあります。

 

ゲーム好きの方でも、その日によってやる気って変わったことがあると思います。

 

RPGロールプレイングゲーム)で考えたらわかりやすいかもしれませんね。

 

1回RPGをクリアした後にボーナスダンジョンが準備されていることがありませんか。ボーナスダンジョンをクリアした後は単純なレベルアップの作業になるから、「やりたくない」って気持ちになることがあるかもしれません。

 

レベル上げだけになると単調だし、

レベル99まで上げてもそれほどメリットがないから、

「やりたくない」に変わっていくのです。

 

仕事でもやる気の持ち方は同じ

 

仕事の場面でも同じだと思います。

普段と違う企画に参加できるときにはやる気がでるけど、

ルーチンな作業のときにはやる気が出にくくなったことがあると思います。

 

つまり、「やる気」というのは、仕事に対しても大きく変わるわけです。

 

ここで大切なのは、ルーチンな仕事はやる気がなくてもこなせるわけです。

というのも、ルーチンの仕事だとやり始めて1か月くらい経つと行動習慣に変化するからなんですね。

 

行動習慣に変えられると習慣にしていくことができます。

ここで、さっきはRPGを例に説明しましたが、仕事だと単調な仕事だとしてもやる気がなくても続けることができます。

 

それは、単調な仕事でも会社などから給料をもらうことができるからです。

給料がもらえるから、生活に必要な必要をまかなうために働き続ける習慣につなげられるんですね。

 

お金をもらえてもやる気は落ちる

 

ここで、会社で働いてお金をもらうことができても、やる気を保てなくなることがあります。

 

というのも、お金を稼ぐための行動が必要だとはわかっていても、仕事がつまらない気持ちが強くなると「仕事したくない」気持ちに偏ります。

 

PRGのラストダンジョンクリア後のレベル上げと同じ気持ちになるのですね。

 

そうなると、「お金を稼ぎたい」よりも「仕事したくない」に偏り、仕事をやめるために必要な行動・思考をとるようになるのです。

 

そして、仕事に対するやる気を失っていくことにつながります。

 

このようなことから、やる気につながらなくなるのです。

 

やる気がなくても継続するには

やる気がなくても継続するために、次のことが大切になります。

 

行動習慣に変えていく

 

つまり、今からやろうとしていることを少しずつでもいいから、1か月間近く行動して行動習慣に変えていくことが大切なんですね。

 

行動習慣に変えるまで取り組んでみると身体習慣・思考習慣に変わっていくので、やる気がなくても続けられます。

 

歯みがきは続けられる

 

ここで、歯みがき自体はどんなにつまらなくても続けられますよね。

歯みがきしないとむし歯になることがわかっていて(身体習慣)、むし歯になって歯医者に行くことを避けたいことを考える習慣(思考習慣)が付いているからです。

 

つまり、どんなにつまらないことだとしても、思考習慣がしっかり固まるようになれば自己効力感がなくても続けられます。

 

歯みがきするときにも、「歯を磨かないとむし歯になってしまう事態を避けたい」という自己効力感が働くのですが、思考習慣も備わっているから意識しなくてもできるようになるわけです。

 

やる気が起こらなくなったときの対処法

 

それでも、1か月間も行動習慣できないことがありますよね。

1か月間取り組む間に自己効力感を保てなくなるとやる気がなくなります。

 

なので、やる気が起こらないときにはやめても大丈夫です。

他のことに取り組んだ方が自己効力感を高めることにつながるのです。

 

会社の仕事で休みの日があるのも、休日を置くことで自己効力感をリセットする役割もあるんですよ。

 

最初から無理しない

最初から知らないことに取り掛かるとなかなか自己効力感につなげられなくなります。

 

最初から長い時間かけてやり遂げようとしてしまうと自己効力感が「やめる」の方に傾きやすくなってしまうのです。

 

つまり、最初から1日3分という短い時間から取り掛かるようにすることで自己効力感が「やめる」に偏りにくくなります。

 

継続につなげるためには、最初はコツコツやっていくことが大切なのです。

 

少しずつ取り組んでいくことで行動習慣につなげていけます。少しずつ積み重ねることでやる気に頼らない継続につなげられるようになります。

 

最初から長い時間取り掛かろうとするのではなく、1日3分から取り掛かってみましょう。

 

最後に

 

いったんやってみたいと思ったことは、まず取り掛かっていくことが大切です。

何かにとりかかろうと思ったということは、いったん「やり遂げられるかどうか」を頭の中で思い浮かべているんですね。

 

やり遂げたい気持ちを保つためにも、時間をかけてでも行動習慣に変えていきましょう。

 

自己効力感が下がったときには別のことに目を向けて見ると違うものが見えるようになります。

 

いったんやめたことでもやりたいと思ったら、改めて行動習慣にしてみてもいいんですよ。

 

少しずつ取り組んで行動習慣・思考習慣に変えて、やる気に頼らない継続につなげてみましょう。

 

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